2012年6月8日金曜日

La la la la love you!


Cover artを手掛けさせていただいた、Oaklandの、ウサギの覆面PUNKS、Nobunnyの7”が、先月の8日、Suicide Squeeze recordsよりリリースされました。
このシングルの少し前にGoner Recordsから出ている7”は、グワングワンに激しくってかっこいいなーと思ったけれど、
こちらは、対照的にAもB面もキランキランのLOVE SONGで最高!宝物です。
750リミテッドですでにSOLD OUTなのですが、
i tunesでDown load出来るのでぜひCheckしてみてくださいね。







2012年6月5日火曜日

CARAVAN GIRL


What is her name?
That Caravan Girl
What is her name?

GoldfrappのアルバムSeventh Treeに収録されている、この曲が大好きだ。
Seventh treeはGoldfrappの中で、唯一の、とてもとても好きなアルバム。
このアルバムと出会ったのは、もう何年も前のこと。

初めてのイギリス一人旅。ずっと訪れたかった町のひとつ。カンタベリー。
じんわりと全身に響き渡る鐘の音を聞きながら、古い教会や建造物、町中を歩いて、へとへとになっていたとき立ち寄った、大聖堂の横にある、大聖堂の門とくっついているような、、シュールないでたちのSTARBUCKS。
そこで、アイスココアを飲みながらぼんやりひとやすみをしていた時に、耳に飛び込んできたのが、
”Clowns"でした。
やさしくて風が流れるように心に沁みこんできたメロディは遠い中世の音楽のよう。
思わず店員さんに、「この曲誰のですか?」と聞いた。その店員さんは「わからない」
とのことだったのですが、ほかの人たちに聞いてくれて、
違う店員さんがメモに「Goldfrapp」と書いてくれた。
これまでGoldfrappは、派手目でイケイケのイメージでいたため(音源を買ったこともなかった)
、静寂と可愛い頽廃を感じた、さっきの歌が、Goldfrappとは違うんじゃなかろうか。。。?と思いつつ、、ロンドンにつくとすぐにレコード屋さんで見つけたアルバムは、まさにそれだったのでした。
素晴らしい曲がたくさん入っている中で、いちばんのお気に入りがCaravanGirl。
きらきらした生命力に溢れたこの曲を聴くと、いつだってわくわくしてきて、どこか遠くへ旅に出たくなるのです。
(昨年はじめて作ったFanzineの名前は、このお気に入りの曲から来ています。)


最近はお陰様で、イラストのお仕事を通じて、たくさんの人に出会うようになりました。
たくさんの言葉たちを頂きました。嬉しいのも、チクチクするのも。
初めましてが増え、その中で、自分は何者か?を意識する機会が増えてきました。
イラストレーターって名乗ってよいのか。
わたしの肩書きって、、、なんだろう。
何かの形に当てはめて、自分で自分のことをまだはっきりとは言えない。

今日はちょっと久しぶりにこの曲を聴きました。しゅんとしていた疲れた心がちょっと元気になりました。
自分は何者でもないんだな。と、気づく。
きっとずっと好きなことは続いてく。
ときどきの、隙あらば旅人。
今大好きなこと、下書きしないでボールペンでイラストを描くこと。
まあ、いまはこれでいいのだ。

What is your name?
I am Caravan Girl.